セラミックの歴史

セラミックは陶磁器!?

「セラミック」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。実はセラミックは、茶碗などの「焼きもの」「陶磁器」といえます。

日本では、陶磁器は、今から1万年以上前の縄文時代に生まれた土器が始まりといわれています。当時は独特の模様がある「縄文式土器」でした。それが約2千年前の弥生時代になり「弥生式土器」に変わりました。粘土で作った土器を、焼いて作っていました。
そして穴窯の技術によって、焼きものは発達します。うわぐすり塗って焼く「陶器」です。粘土に長石を混ぜて焼いた「磁器」などがそれにあたります。

現在では、焼きものにある電気を通さない性質により、セラミックは様々な絶縁材料にも使用されています。

歯科で応用されるようになったセラミック

セラミックは、歯科においては、1800年代に入り、アメリカで本格的に多く利用されるようになりました。

1900年代には、ポーセレンを焼き付ける方法が開発され、現在のセラミックのかぶせ物へと進化していきますが、当時のものは、割れやすいデメリットもありました。そこで、表側はセラミックで、金属の裏打ちの「メタルボンド」が出てきました。

現在では、セラミックも改良に改良が重ねられ、弱点であった割れやすい性質も大幅に克服されてきています。さらに人工ダイヤモンドともいわれるジルコニアが登場したことで、ブリッジ治療においても問題なくオールセラミック治療が行えるようになりました。

ファインセラミックス

金属、有機材料、セラミックは「三大材料」と呼ばれています。その中でもセラミックは、「非金属」かつ「無機材料」で、特にエレクトロニクスなどの産業用途に用いられるものは、高度に精選または合成された原料粉末で、精密に調整された化学組成を十分に制御された製造プロセスによって作られるため、茶碗など陶磁器につかわれる一般的なセラミックと区別して「ファインセラミックス」と呼ばれています。ファインセラミックスという呼び名は、日本の「京セラ」が使い始めたことで知られています。